板谷桂舟 天井画展

浦佐毘沙門堂楼門天井画修復記念

        
  

  
開催期間: 2023年4月22日(土)〜5月28日(日)
開館時間: 開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
※最終日は午後3時終了
休館日 :毎週水曜日 
※ゴールデンウィーク中は無休。5月3日(水・祝)は開館します。
観覧料: 観覧料:一般500円(高校生以下無料)
※500円ですべての展覧会がご覧になれます

記念講演会

日時:4月29日(土・祝)13時30分〜
会場:コミュニティホールさわらび
講師:
松岡誠一氏(仏像文化財修復工房代表)
瀬谷 愛氏(東京国立博物館)
参加:先着順370人、参加費無料

江戸幕府の御用絵師 板谷桂舟
浦佐毘沙門堂の至宝、天井画と板絵額を寺外初公開!

板谷家は、やまと絵を家芸とした江戸幕府の御用絵師・住吉広守の門人だった板谷慶舟広当を祖とし、住吉家に次いで御用絵師となりました。今回展示する浦佐毘沙門堂楼門の天井画と板絵額は、板谷家の五代目となる桂舟弘延(1820 〜 59)が制作したものです。楼門は、浦佐村若松屋(関市四郎)の寄進によって天保2年(1831)に完成した総欅造りの山門で、南魚沼市の指定文化財です。楼下の天井には谷文晁(1763 〜 1840)作と伝わる「双龍図」があります。天井画と板絵額は楼門二階にあり、ほかにも天保2年から5年にかけて制作された毘沙門天二十八使者像が安置され、その台座には「雨龍」と呼ばれていた長岡藩第九代藩主の牧野忠精(1760 〜 1831)が寄進した「龍」の彫刻が組み込まれています。

今回の展覧会は、令和2年度から始まった天井画と板絵額の修復作業が無事完了し、楼門に再設置する前に、寺外で初めて公開するものです。今後数百年、じっくり間 近で見る機会はないでしょう。郷土の貴重な文化財に触れる一生に一度の展覧会です。なお、会期中に日時限定で楼門二階の一般公開を企画します。

毘沙門堂楼門二階見学会

現在、楼門の二階は天井が取り外されている状態になっており、屋根裏の梁を見上げることができます。会期中の日曜日、以下の日程で見学会を開催します。毘沙門天二十八使者像も必見です。(見学会無料)

日時:4 月23 日、30 日、5 月7 日、14 日、21 日(各日とも、10時〜15時)

展示物

天井画(鳳凰図1面、飛天図23 面)
板絵額(出山釈迦図1面、十六羅漢図8面)
内藤家所蔵「毘沙門堂楼門設計図」
東京国立博物館所蔵「板谷家伝来資料」(パネル)ほか

2023年4月16日