イケビふれあい通信 2020年春号

山と大草原、雛まつり


当館では、4月6日まで「井口優絵画展 ─山と大草原に魅せられて」を開催中です。八海山と尾瀬の山岳風景と、モンゴルの雄大な草原を描いた風景画を展示しています。大自然の風が感じられる展覧会です。

4月11日からは、「絵紙ワンダーランド─小千谷の雛まつり」を開催します。小千谷では雛まつりに、雛人形とともに多色刷りの浮世絵(錦絵)を飾る風習があります。これを「絵紙」と呼びますが、小千谷独特の風習です。雛人形とともに壁一面に鮮やかな絵紙を飾り、とても華やかです。そうやって昔から愛されてきた絵紙ですが、生活の変化に伴って失われつつありました。現在では小千谷絵紙保存会が立ち上がり、中心となって調査と保存活動をしています。昨年は小千谷市の民俗文化財にも指定されました。この機会に、ぜひ池田記念美術館で絵紙の世界に触れてみてください。

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(広田)


老化⑦

糖化が進むことにより、タンパク質が本来の役割を果たせなくなることで、ガンの原因にもなり、動脈硬化や糖尿病、認知症、骨粗鬆症、はてはお肌のトラブルも引き起こすことになるそうです。

専門家によれば「糖化が進めば酸化が進み、酸化が進めば糖化も進む」そうです。この悪循環を断つには方法があるのでしょうか?

最終糖化物質(AGE)を阻害する成分として特に注目されるのが緑茶のカテキンです。その抗酸化力でガンを防ぐ成分として知られているカテキンですが、血糖値を抑え、AGEの生成を抑え、さらに体内にできたAGEを減少させる働きまであるそうです。また、AGEを減少させるビタミンとしてB6・B1・Cがあるそうです。さらに最新の研究で注目されているのがアンセリン・カルノシンという鳥の胸肉やマグロ、カツオに含まれる成分です。疲労を回復する作用と抗酸化による老化の抑制とAGEの体内生産を抑制することで知られつつあります。

老化に対抗するには、抗酸化と抗糖化が鍵となるようです。これから自分自身の生活を見直してみます。

(岡西)


これからの音楽イベントについて


3月の音を楽しむ集いはお休みさせていただきます。4月からは、第4日曜日の午後1時からフルート・ピアノ・ギターの演奏会をやり、休憩を挟んで午後2時30分からフォークソングのコンサートを予定しておりますが、新型コロナウイルス感染症の流行の推移を見ながら決定したいと思います。今後の予定はホームページでご確認ください。

また、3月17日に開催予定だった「とよのみさこドリームライブ」ですが、延期いたしました。楽しみにしていただいた皆様には大変申し訳ございません。延期後の開催日は未定ですが、開催日が決まり次第ホームページなどでお知らせいたします。現在お持ちのコンサートチケットは払い戻しをさせていただきます。払い戻しはトミ企画(豊野)まで電話連絡を(090─6688─8478)お願い致します。

新型コロナウイルス感染予防と拡散防止のため、みなさまのご理解、ご協力をいただきますようお願い致します。

(佐藤)


ご存じですか?


今回はイケビの広報活動について、少しご紹介したいと思います。薫風号で佐藤からもお知らせがありましたが、月に一、二回、南魚沼市女子力観光プロモーションチームの方からご協力いただき、ブログを書いております。展覧会の案内やイベント情報など、盛りだくさんの内容です。また、毎月第一月曜の13時27分~、FM雪国さんの番組内で生放送のCMにも出演し、イケビスタッフがリレー形式で旬の情報をお届けしています。生放送ということもあり、何回やっても緊張(私だけ)してしまいますが、毎回、F雪アナウンサーの山崎さんと楽しくお話をさせていただいています。

新年度から、イケビのHPも、より分かり易く、情報がギュッと詰まったものにしようとバージョンアップをする予定です。併せて、企画展のチラシやポスター、イベント関連のチラシなどは変わらず受付に置いてありますので、お立ち寄りの際は、お持ちください。

(山口)


幻となった錯覚すべり台

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この冬の少雪は地元の古老も初めて経験する異常気象で、八海山麓スキー場で披露するはずだった「雪の錯覚すべり台」はあえなく制作を断念。ならばと、地元の大工さんにお願いして急遽「木製の錯覚すべり台」に変更して完成したものの、新型コロナウイルスの感染拡大でスキー場の感謝祭が中止となったため、楽しみにしていた皆さんにお見せできず、とても残念でした。

しかし、せっかく苦労して作った作品なので、制作した木製すべり台は分解・解体のうえ保管しておきます。近隣の学校から要望があれば、軽トラックで運んで体育館などに設置し、子どもたちに錯視の不思議な世界を体感してもらいたいと考えています。すべり台の大きさはタテ5㍍×ヨコ5㍍。高さ4㍍40㌢から35度の角度で見下ろすと写真のように見えます。ボールをころがすと、なんと上にのぼっていきますよ。

(高橋)

2020年3月28日