果物のひみつ②

自分自身では、果物を食べると血糖値が上がると思っていました。最近、ダイエットや血糖値の話題に出てくるのがGI値です。実は、果物はこのGI値が意外と低いそうです。GI値が高い食品を食べると血糖値が急激に上がり、低い食品を食べると緩やかに上がるそうです。身近な例で比べると、メロン41、バナナ55で、ジャガイモ90、白米88となります。

果物のGI値が低い理由は、含まれている水溶性の食物繊維が消化の過程で糖質の吸収を抑えているからだそうです。

糖で比較すると、ブドウ糖は分解過程の最終物ですぐに吸収されるためGI値が高く、一方、果糖は肝臓でブドウ糖に変換され少量が血液に入るが、大半は肝臓で代謝され、さらにグリコーゲンとして蓄えられるためにこの値が低いそうです。

これらのことから、果物は適量を食べる分には即血糖値の上昇とはならないようです。安心しました。

(岡西)


2020年5月12日