原田哲男彫刻展 有機の世界

        
  

  
開催期間: 2019年9月7日(土)~10月7日(月)
開館時間: 開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
     ※最終日は午後3時終了
休館日 :毎週水曜日
観覧料: 観覧料:一般500円(高校生以下無料)
    ※500円ですべての展覧会がご覧になれます

原田哲男彫刻展 有機の世界
Tetsuo HARADA Sculpture Exhibition

9月7日(土) ~10月7日(月)

新潟県出身で現在パリ在住の彫刻家・原田哲男氏の個展を開催いたします。
原田氏は新潟県新津市(現新潟市秋葉区)生まれ。1968年多摩美術大学を卒業後、1973年からパリにアトリエを構え、1993年から2012年まで仏国立ヴェルサイユ建築大学助教授を務められました。日本でも秋田県田沢湖町(現・仙北市)小先達防砂第一ダムのレリーフとモニュメントを制作するなど、多数の公共彫刻を手掛け、近年ではアジアにも制作活動の場を広げています。
原田氏の彫刻は、自然と溶け合い、人々の暮らしに寄り添う彫刻です。自然をイメージの源泉とした抽象彫刻ですが、フランスに渡り西洋文化を深く理解することで、二つの文化を融合した独自の作品に至りました。数々の公共モニュメントを手掛ける原田氏は、子どもたちや視覚障がい者が遊んだり触れることができる石彫彫刻も制作しています。今回の展覧会では、過去の作品から新作まで約40点の彫刻とデッサンを展示、原田氏の彫刻家50年の歩みの集大成となります。ぜひご高覧ください。

■ギャラリートーク
9月7日(土)14:00~ 作家の原田哲男氏から彫刻にかける思いを伺います

 

原田哲男  Tetsuo HARADA
1949年、新潟県新津市(現・新潟市秋葉区)生まれ。
1968年、多摩美術大学彫刻科卒業。
1973年、ヨーロッパを旅行し、パリとシャルトル近くの村にアトリエを設ける。
1976年、ロアンヌ中学校(ロアンヌ市、フランス)に最初の公共モニュメントを設置。
1983年、仏国立ヴェルサイユ建築大学に勤務(1993~2012年まで同大学助教授)。
1987年、スキロニオ美術館(ギリシア、アテネ)で開催のビエンナーレに参加。
1994年、TAC東京アスレチッククラブ(中野、東京)にモニュメント《躍動》 設置。
1996年、田沢湖町(現・仙北市)小先達防砂第一ダム(秋田)にレリーフ、モニュメントを制作。
1998年、新潟県立植物園にモニュメント《四季》設置。
1999年、ファーラム市(デンマーク)にモニュメント《地球を縫う》設置。
2001年、シャルトル大聖堂エベッシェ公園(シャルトル市、フランス)にて個展。
2004年、新潟県立万代島美術館にてグループ展「新潟の作家100人」参加。
2006年、新津駅前(新潟)にモニュメント《地球を縫う―新津》設置。
2007年、新潟市新津美術館市民ギャラリーにて個展。
2008年、ムードン美術館(オー・ド・セーヌ県、フランス)にて三人展。
2013年、エスパース・カランドル現代アート(ルーアン市、フランス)にて個展。
2014年、ヒュアリアン国際石彫シンポジウム(台湾)参加。
2016年、ヴィラ‐ダトリス基金(インスールソルグ、南フランス) 「分かち合う彫刻展」参加。
2017年、新潟薬科大学新津駅前新校舎にてモニュメント《地球を縫う―薬科大学》設置。
             テイロー基金(パリ)にて三人展。
2018年、新潟市新津美術館にて「パリに生きる新潟の作家たち」展出展。
             フランスシャルトル市にて個展「芸術の道 原田哲男」開催。
             4会場にて展示(シャルトル市中心市街・プリウレ サン ヴァンソン・アポストロフ図書館・
     ステンドガラスギャラリー)。
他、公募展やアートフェア含めた出品歴および公共モニュメント設置多数あり。現在パリ在住。