日本の写真史に名を刻んだ101人展

フジフイルム・フォトコレクション

        
  
岡田紅陽『東海の松 毘沙門 静岡県』1944年頃(富士フイルム株式会社蔵)

  
開催期間: 2018年1月20日(土)〜3月27日(火)
開館時間: 開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
     ※最終日は午後3時終了
休館日 :毎週水曜日
観覧料: 観覧料:一般500円(高校生以下無料)
    ※500円ですべての展覧会がご覧になれます

1848年(嘉永元年)に写真術が初めて日本に伝えられてから今日に至るまで、あまたの写真家が時代と格闘しながらシャッターを切ってきました。その間、カメラ・レンズ・感光材料など写真の技術も発展を遂げてきました。21世紀に入り、これまでの銀塩写真からデジタル化へと写真を取り巻く環境が激変した現在、我が国の写真史を振り返ってみたいと思います。

今回の写真展では、富士フイルム株式会社が創立80周年を記念して、幕末・明治から現代に至る日本を代表する101人の写真家が撮影した代表作品を収集したフジフイルム・フォトコレクションを紹介します。日本の写真史と写真界の発展に貢献した写真家たちの作品には、それぞれの写真家が生きた〈時間〉と〈空間〉が凝縮されています。

フジフイルム・フォトコレクションはこれまで全国各地を巡回していますが、当館での展示は新潟県内では初の開催となります。写真家の名前だけは知っているが、作品は見たことがないという方も多いでしょう。十日町市出身の岡田紅陽、三条市出身の渡辺義雄、加茂市出身の牛腸茂雄の作品もあります。新潟と縁の深い濱谷浩、白簱史朗の作品もあります。写真ファン必見の写真展です。会いたかった写真がきっとあります。忘れられない写真もきっとあります。

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鹿島清兵衛『ポン太』1895年頃

鹿島清兵衛『ポン太』1895年頃
(富士フイルム株式会社蔵)

 
濱谷 浩『歌ってゆく鳥追い 新潟』1940年〈雪国〉より

濱谷 浩『歌ってゆく鳥追い 新潟』1940年〈雪国〉より
(富士フイルム株式会社蔵)

 
植田正治『パパとママとコドモたち』1949年

植田正治『パパとママとコドモたち』1949年
(富士フイルム株式会社蔵)

 
木村伊兵衛『秋田おばこ 秋田・大曲』1953年

木村伊兵衛『秋田おばこ 秋田・大曲』1953年
(富士フイルム株式会社蔵)

 
渡辺義雄『内宮正殿北西側全景』1953年〈伊勢神宮〉より

渡辺義雄『内宮正殿北西側全景』1953年〈伊勢神宮〉より
(富士フイルム株式会社蔵)

 
立木義浩〈舌出し天使〉より 1965年

立木義浩〈舌出し天使〉より 1965年
(富士フイルム株式会社蔵)

 

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関連イベント

フジフイルム・フォトコレクション
日本の写真史に名を刻んだ101人展
作品解説会

1月20日(土)13時〜14時30分
講師:山本佳之氏(富士フイルム株式会社宣伝部)

魚沼ベストショット展 PartⅦ
出展者による作品解説会

1月20日(土)15時〜16時
講師:出展者

フジフイルム・フォトコレクション
日本の写真史に名を刻んだ101人展
記念講演会

2月10日(土)14時〜15時30分
講師:土田ヒロミ氏(出品写真家)

土田ヒロミ『愛知 一色黒沢』1969年〈俗神〉より (富士フイルム株式会社蔵)

土田ヒロミ『愛知 一色黒沢』1969年〈俗神〉より
(富士フイルム株式会社蔵)

魚沼ベストショット展 PartⅦ
初心者向け写真教室

2月17日(土)10時〜15時
会場:美術館エントランスホール
参加費:無料(事前予約必要)
講 師:魚沼ベストショット展出品作家
①美術館周辺の撮影例をモニターで見ながら撮影ポイントやコツを解説。
②美術館周辺で写真撮影会。
③撮影した画像をモニターで確認し、講評・アドバイス。
④参加者の撮影写真2点を期間中、館内に展示します。
※デジタルカメラ、昼食をご持参ください。

日本の写真史に名を刻んだ101人展
+魚沼ベストショット展 PartⅦ
合同作品解説会

日 時:2018年3月10日(土)14時〜15時30分
講 師:田辺千勝氏(新潟県展写真部門委員)

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篠山紀信〈誕生〉より 1967年 (富士フイルム株式会社蔵)

篠山紀信〈誕生〉より 1967年
(富士フイルム株式会社蔵)

 
荒木経惟〈センチメンタルな旅〉より 1971年 (富士フイルム株式会社蔵)

荒木経惟〈センチメンタルな旅〉より 1971年
(富士フイルム株式会社蔵)

 
森山大道『三沢の犬』1971年 (富士フイルム株式会社蔵)

森山大道『三沢の犬』1971年
(富士フイルム株式会社蔵)

 
北井一夫『長崎・平戸』〈村へ〉より (富士フイルム株式会社蔵)

北井一夫『長崎・平戸』1972年〈村へ〉より
(富士フイルム株式会社蔵)

 
奈良原一高『アメリカ・インディアン村の二つのゴミ缶』1972年〈消滅した時間〉より (富士フイルム株式会社蔵)

奈良原一高『アメリカ・インディアン村の二つのゴミ缶』1972年〈消滅した時間〉より
(富士フイルム株式会社蔵)

 
牛腸茂雄〈SELF AND OTHERS〉より 1977年 (富士フイルム株式会社蔵)

牛腸茂雄〈SELF AND OTHERS〉より 1977年
(富士フイルム株式会社蔵)

 

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