新山 光隆 NIIYAMA Mitsutaka
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交差する視点 i18-1
カンヴァスにアクリル
194×162㎝ 2018
 
絵画とは自分の見たいイメージを描くものだと思っていた。
私の作品は、河や池の水面など透けて見えるものと反射によって映って見えるものが同居するような空間からきっかけを得たものだ。水底に注意を向けていたはずが、何かの拍子に水面に映る空などの美しさに見惚れる。どちらも気になるが、一度に両方の空間は見えない。見えているのに見えない。見えない空間を描く術が、おぼろげに感じられた気がした。
だが、何枚制作しようと見えない空間など一向に描けている気がしない。自分の見たかったイメージすら定かでなくなりつつある中、自分で作っている空間は何なのか、思いを巡らしながら制作するしかなくなった。これでも絵画になり得るのか、絵画とは何なのかと。
水面を眺めて得た感覚は、色面を分割するように線を引き、線を隠すように色面を置くという生成と消去の制作過程として、絵画への思索プロセスとなった。
イメージを表象する絵画でなく、絵画を表象するイメージを作りたいと思う。

 

略歴

1979 神奈川県生まれ
2001 拓殖大学工学部工業デザイン学科卒業

 

主な展覧会

2001 「DOWN OF ASIAN AGE」中和ギャラリー(東京)
2002 個展 小野画廊(東京/京橋)→’05
2002 4th Contemporary Young Painters Exhibition From Japan  Aainul Gallery(バングラディシュ)
2004 ART FIELD出版記念展 あ~とじょいばるば(東京/大塚)
2006 アートプログラム青梅展 吉川英治記念館他(東京/青梅)
2008 「NPO法人アート農園 IAG事業企画 VOL.3」 STORK(埼玉)
2008 個展 不二画廊(大阪)→‘09
2008 「表層の冒険者たち2008」ギャラリーいしだ(東京/日本橋)
2009 「表層の冒険者たち2009」exhibit Live & Moris(東京/銀座)
2009 Ciaf/c.f アジア国際美術サロン ソウル市立美術館(韓国/ソウル)
2009 「表層の冒険者たちVol.3」ギャラリーいしだ(東京/日本橋)
2011 「東日本大震災復興支援 チャリティーアート展」gallery COEXIST(東京)
2017 「表層の冒険-抽象のアポカリプス」ギャラリー鴻(東京)
2017 八色の森の美術展 池田記念美術館(新潟)→’18